NAP情報とは?NAP情報を統一する方法を解説【MEO対策】

公開日:2025.03.25 更新日:2025.03.27
昨今の店舗集客においては、ローカル検索(Googleマップ検索など)での上位表示が非常に重要視されています。その上位表示を実現するために欠かせない要素の一つが「NAP情報の統一」です。
そこで今回は、NAP情報とはなにか、NAP情報を統一する方法&注意点について詳しく解説します。
NAP情報とは
NAPとは
・N(Name=会社や店舗の名前)
・A(Address=住所)
・P(Phone=電話番号)
の頭文字を取ったものです。Googleビジネスプロフィール、自社サイト、他社に掲載されている情報(ぐるなび、ホットペッパーなど)、SNS(Instagram、Facebook、X(旧Twitter)など)におけるNAP情報を統一させることが、MEO対策として非常に重要です。
NAP情報が不一致だと、Googleが別の店舗情報と誤認識する可能性があり、検索順位にも悪影響を及ぼします。
NAP情報を統一する重要性
ローカル検索のサイトの表示順を決定する要素として、
・関連度(ユーザーの検索とのマッチ度)
・距離(検索者の位置との近さ)
・知名度(ネット上でどれだけ情報が取り上げられているか)
が挙げられます。この中でも、知名度を高めるためには、NAP情報の統一が重要です。
SNSや他のサイトにNAP情報がバラバラに掲載されていると、Googleに異なる店舗として認識されてしまい、知名度の評価が下がる可能性があります。
よくあるNAP情報の統一されていない例
N(Name=会社や店舗の名前)
会社名:株式会社AB不動産
【〇】
Aサイト・・・株式会社AB不動産
【✖】
Bサイト・・・(株)AB不動産 →株式会社を(株)と省略する。
Cサイト・・・株式会社エービー不動産 →ABといったローマ字をカタカナで書く。
以上のように会社名が統一されていないことがあります。他にもCafeとカフェが統一されていないこともあるので注意してください。
A(Address=住所)
住所:東京都千代田区丸の内1丁目2番地3号 ABビル 3F
【〇】
Aサイト・・・東京都千代田区丸の内1丁目2番地3号 ABビル 3F
【✖】
Bサイト・・・東京都千代田区丸の内1–2–3 ABビル 3F →番地がハイフンになっている。
Cサイト・・・東京都千代田区丸の内1丁目2番地3号 ABビル 3階 →階数のF表記と階表記の違い。
Dサイト・・・東京都千代田区丸の内1丁目2番地3号 ABビル 3F →全角表記になっている。
以上のように住所が統一されていないことがあります。他にも大文字と小文字が統一されていないこともあります。また全角表記と半角表記が統一されてないこともよくあるので注意してください。
P(Phone=電話番号)
電話番号:01-2222-3333
【〇】
Aサイト・・・01-2222-3333
【✖】
Bサイト・・・0122223333 →ハイフンが省略されている。
Cサイト・・・01-2222-3333 →全角表記になっている。
以上のように電話番号が統一されていないことがあります。
3つの例を図にしてまとめると以下のようなイメージになります。
NAP統一の際のチェックポイント
先ほども述べましたが、ここでもう一度、NAP情報の統一の際のチェックポイントを簡単にまとめます。
・株式会社 (株)
・〇階と〇F
・ローマ字とカタカナ
・大文字と小文字
・全角と半角
・ハイフンの有無
この辺りのチェックポイントはよく統一され忘れているので注意してください。そしてNAP情報を統一する際に、以上のような点に誤りがないか注意深くチェックしてみてください。
GoogleビジネスプロフィールのNAP情報を整え、自社サイトと統一する
まずはNAP情報の基準となる、Googleビジネスプロフィールの情報を整理しましょう。ここで決めた、NAP情報は他の所でも使うのでそれを考えてしっかり決めた方がいいです。
NAP情報の基準となる情報を作成できたら、その情報を自社サイトに反映させてください。その際に先ほどのNAP情報のチェックポイントに注意しながら行ってください。
どこかに自社のNAP情報を入力しておき、そこからコピペする形にすれば、ミスも減り効率的にNAP情報を統一できると思います。
Googleビジネスプロフィールと他社サイトのNAP情報を統一する
それが終わったら、次は他社サイト、ぐるなびやホットペッパーなどポータルサイトなどを調べ基準となる自社のNAP情報と差異がないかをチェックしてください。もし差異が見つかったのであれば、そのサイトや媒体の管理者やオーナーなどと連絡を取り、変更するようにお願いしましょう。依頼をする際に、自社の正しいNAP情報をテキスト形式で提供することで、間違いが起こりにくく、変更する側もコピペなどで簡単に対応できるのでオススメです。
GoogleビジネスプロフィールとSNSのNAP情報を統一する
最近のGoogleのアルゴリズムでは、SNS上の情報もローカル検索の評価基準の一つとして考慮されていると言われています。そのため、SNSとGoogleマップのNAP情報を統一することで、検索エンジンからの評価が向上しやすくなります。
特に、
・Instagramのプロフィール
・Facebookのビジネスページ
・X(旧Twitter)のプロフィール欄
・TikTokのビジネスアカウント
など、各SNSのプロフィール欄に記載されている情報がNAPと一致しているかどうかを確認することが重要です。
SNSを活用したMEO対策のポイント
①SNSプロフィールの情報統一
自社サイトやGoogleビジネスプロフィールと完全に一致するようにする。
②投稿でNAP情報を明示
「営業時間」「住所」「電話番号」を記載した投稿も行う。
③位置情報の設定
InstagramやFacebookでは、位置情報の設定が可能なので、正確な住所を設定する。
④SNSとGoogleビジネスプロフィールの相互リンク
GoogleビジネスプロフィールにSNSリンクを追加し、SNS側にもGoogleビジネスプロフィールのリンクを貼る。
まとめ
NAPは検索上位を狙う上で重要です。自社の情報を掲載しているサイト、媒体をしっかりと確認して、NAP情報に誤りがないかの確認が必要です。少し手間のかかる作業ですが、NAP情報を統一するだけで、知名度の向上に繋がり、Googleから正しい評価を受けやすくなりますので、ぜひNAP情報の統一を行ってみてください。
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