SNS運用とは?コストを抑えたSNS集客、SNS運用代行業者を簡単解説。
公開日:2021.09.08 更新日:2024.04.08
スマホの普及によって、SNSのユーザー数はどんどん増えており、ユーザー数の増加とともに、集客の手段として企業アカウントを作る企業も出てきています。企業によっては、これからSNS運用での集客を考えたり、企業アカウントを作って宣伝したり、認知度を上げていきたいと考えている方もいると思います。
そこで今回はSNS集客の特徴、各SNSの特徴などについてお話していきます。これからSNSの運用をしようとしている企業、SNS運用を始めたばかりの企業の方の為にわかりやすくまとめてみました。
またSNS集客以外にも近年は様々な集客方法が注目されています。主にWEB集客に注目が集まっています。もしSNS以外の集客にも興味のある、知りたいといった方がいましたら、こちらの記事もチェックしてみてください。
参考:店舗集客のアイデア5選! すぐに、簡単に始められる集客方法を特徴ごとに徹底解説
SNS集客で期待できる3大効果
SNS集客についてまだあまり知らない方もいると思いますので、SNS集客を通してどんなことができるのか、主な効果をここでは3つ解説していきます。
1.集客チャネル・販路の拡大
SNSのユーザー数は日本国内で8000万人とされています。日本の人口が1.2億人とされているので、3人に2人の割合で利用されていることになります。そのためSNS集客を行っていなかった企業の方にとって、SNSを活用して集客はかなり大きな集客チャネル、販路の拡大になります。また世界のSNSユーザー数は42億人と言われており、普段届くはずのない人々の所に、お店の情報が何かのきっかけで届くこともあり得ます。
具体的には運用するSNSのプロフィールに企業、店舗の情報などを載せ、それと共に自社ホームページのリンクなどを載せることで、運用しているSNSに興味を持ったユーザーがリンクからホームページを見て自社のことを知ってくれます。また複数のSNSを運用して、それぞれのプロフィールにホームページのリンクと共に他のSNSのリンクを載せることでより効果的に集客チャネル・販路の拡大を測ることができると考えられます。
2.企業情報の発信・拡散
企業情報の発信などはホームページがあればできると思う方もいると思います。しかしホームページなどでの情報発信だと、自社の情報を見ようとしている自発的なユーザーにしか情報を届けることができません。しかしSNSならフォローしているユーザーに情報を発信することができます。自社の情報を知りたいと思っていないユーザーの目にとまります。さらに、SNSでは拡散機能も存在し、自社アカウントをフォローしているユーザーが拡散すれば、自社を全く知らなかったユーザーにも情報が届き、自社を知るきっかけ、新規顧客獲得のきっかけになります。また期間限定商品、期間限定セールなどのタイムリーな情報もリアルタイムで発信できます。
3.ファンの獲得
SNSによってはフォローという機能があり、アカウントに興味あったり、投稿内容が好きだったりする場合などに、そのアカウントをフォローできます。フォローしているユーザー全てではありませんが、ほとんどのフォロワーが自社を好き、興味のあるファンであると言えると思います。そして魅力的な製品、サービスやキャンペーンなどの情報を投稿し続けることで、ファンがそれを拡散し、その投稿を知り新たなファンが増えるといったように、どんどんファンを増やしていくことができます。ただしそのファンを維持させるためには定期的な投稿が必要になります。投稿が無くなれば、ファンはフォローしている意味がないと感じ、ファンが離れていくことになります。
ここまでSNS集客で期待できる大まかな効果について紹介してきました。SNS集客には上記以外にも良い面があります。また逆に悪い面もあります。そこで次はSNS集客のメリット、デメリットについてお話ししていこうと思います。
SNS集客のメリット・デメリット
SNS集客にはメリットばかりではなく、デメリットもあります。そこでここではSNS集客におけるメリットと共にデメリットについてもわかりやすくまとめました。
SNS集客のメリット
データの解析ができる
SNSでの投稿などに対してのアクセス状況、ユーザーのアクション、リンクのクリック数などをデータとして見ることができます。そのデータを基にして、ユーザーの求めているもの、反響の良い情報など分析することができます。そしてより良い集客に繋げることができます。
ターゲットを絞って宣伝できる
企業の製品、サービスには主要となるターゲット層がいると思います。SNSを使うことで、狙っているターゲット層に宣伝ができます。チラシ、広告などの不特定多数の消費者に宣伝するより、効果的な宣伝ができます。
またInstagramやFacebookなどでは、ターゲットを絞った広告を出すこともできます。
低コストで始められる
集客のためにチラシ、広告を出すとなるとかなりの費用がかかってきます。しかしSNSなら無料で始めることができ、さらに始めるのも簡単です。テレビCMなどを打たないで、SNSなどの集客で大きな売上を上げた例も出てきています。SNSで集客することで、自社の宣伝に使うはずであった費用を、製品開発費などに回すことができ、資金に余裕が生まれより良い商品、サービスを開発しやすくなります。
顧客の維持、リピーターの獲得
SNS集客で期待できる3大効果でもお話しましたが、SNS集客を通してファンを獲得することができます。ファンとはつまりリピーターにあたります。どんなに上手い集客で新規顧客を獲得できても、リピーターになって貰わなければ一時的な利益を獲得できても、長期的な利益には繋がってきません。そこでSNSを使えば自社に興味を持った新規顧客が自社をフォローすることで、企業と消費者の間で一つの繋がりができます。そして最新情報を流したときなどに、フォロワーが拡散してより多くのユーザーに情報が渡ります。さらにはSNS上で交流をすることもできるので、より関係を深めることができ、リピーターをつくりやすくなっています。
SNS集客のデメリット
炎上する可能性がある
有名人がSNSなどで炎上して、大変なことになっているのを見ることがあると思います。企業で運用しているSNSでも同様のことが言えます。SNSはユーザー数が多く、拡散力もあるので集客に向いているのは確かですが、その分、不適切な投稿、悪評なども瞬く間に広がってしまうのも事実です。一度の炎上で倒産にまで追い込まれることもあります。そのためSNSを運用する際には炎上に細心の注意を払う必要があります。
集客効果を出すまでに長い時間と継続的な努力が必要
SNS集客は簡単に始められて便利でありますが、フォロワーを増す作業などが大変です。フォロワーを増やすためには毎日SNSを運用するくらいでないとなかなかフォロワーなどを増やすことができず、集客効果を測ることができません。そしてただ毎日投稿すればいいわけではなく、SNSの運用にあたり、投稿する内容、写真など材料を集め、投稿内容に工夫をしなければなりません。また上手くフォロワーを増やすことができた後も、それに満足して、運用を疎かにすれば、フォロワーは減っていきます。そのためフォロワーが増えた後も、定期的に運用する必要があります。SNS集客では継続的な運用が必要になるので、一人に任せるのではなく、複数人で負担になりすぎないように分担すれば、継続的な運用ができると思います。
SNSを運用する前の確認事項
ここでは運用する前に決めておくべきことについてまとめています。
SNS運用目的、目標の決定
SNSを運用するにあたり、まずはなぜSNSを利用するのかを明確にしなければなりません。そこでまずはSNSの運用を通して達成したい目的を掲げ、そして目標を決めることが重要になります。そこで決めた目的、目標を念頭に置きながらSNSを運用していかなければなりません。
運用ポリシーの決定
SNSの運用にあたり、このポリシーも重要になります。どういった内容の投稿をするのか、情報を発信していくのかをある程度決めて置いた方がいいです。このポリシーがなければいざSNSを運用しようとしても、何をすれば良いかわからなくなります。またターゲットをある程度決めておくことで、運用するにあたり誰に向けているのかが想像でき運用しやすくなります。
自社にあったSNS選択
SNS運用の目的、目標、ポリシーなどが決まったらそれにあったSNSを選択します。複数のSNSを運用することはもちろん良いと思いますが、その中でも優先順位を付けることも必要になってきます。自社の目標にあったSNSを選択し運用していくことが必要です。SNSといっても多くの種類がありますし、それぞれに特徴もあります。その特徴を理解した上で、自社にあったSNSを選択し、運用していってください。
そこで次は各種SNSの特徴についてお話していきます。
各種SNSの特徴
SNSは多種多様で、それぞれに特徴があります。ここでは注目度の高い6つのSNSについて簡単に特徴などをまとめてみました。
〇Facebookの特徴
実名登録
ビジネス利用者が多い
日本国内のユーザー数は少ない
世界的なユーザー数は多い
拡散性が高くない
炎上しにくい
Facebookは基本的に実名登録であるため、ユーザーの信頼性が高くなっています。また他のSNSに比べれば拡散性は高くありません。しかし、実名登録、拡散性が高くないといった点からSNSを運用するうえで企業にとって一番怖い、炎上というリスクは他のSNSより低い傾向にあります。
Facebookの日本国内での利用者数は少ないですが、世界的な利用者数を見てみるとかなり多くなっています。そして全体的にビジネスに関する目的で利用しているユーザーが多いです。
これらのことから、Facebookの運用におすすめの企業としては、BtoB企業、会社を顧客ターゲットにしている企業、海外展開をしている、考えている企業などが考えられます。
〇Instagramの特徴
画像、動画に特化
ビジュアルでのアプローチ
若年層に支持されている
24時間で消えるストーリーズ機能
アクティブユーザーが多い
無形財を扱う企業には不向き
Instagramは近年注目を集めており、10~20代から支持されていますが、最近では30~40代の利用者も増えてきています。特にInstagramは女性人気が強く、女性をターゲットにしているお店はやった方が良いと思います。Instagramの大きな特徴は何と言っても、画像、動画などによるビジュアルでのアピールに長けている点にあります。そのため、飲食店、旅行会社、美容室などといった企業の方々には向いていますが、金融業界、コンサル業界といった無形財を扱う企業などには向いていません。しかし無形財を扱う企業でも成功している企業はありますので、工夫次第で何とかなることもあると思います。
またInstagramはアクティブユーザーが多いのも特徴です。Instagramには投稿から24時間で消えるストーリーズ機能やリアルタイムでしか見れないインスタライブなどの機能があるため、頻繁にInstagramを見るユーザーが多く、アクティブユーザーが多くなっています。
これらのことから、Instagramの運用におすすめの企業としては、BtoC企業、モノを販売している企業には向いていると言えます。
〇Twitterの特徴
拡散力がある
匿名性のアカウントを使える
炎上のリスクがある
投稿文章が140字以内
Twitterは数あるSNSの中でも一番の拡散力を誇ります。これは良い面もありますが、悪い面もあります。拡散力が高い分、良い投稿が拡散されればフォロワーが増え集客に繋がりますが、反対に不適切な投稿などをした日には、一気に拡散されフォロワーを失い、集客どころか経営にまで影響してきます。Twitterを運用するときは、不適切な部分がないか確認する必要があります。またTwitterの投稿文章は140字以内と制限があり、書きたいことを全て書けないこともあると思います。そんなときはリンクを載せるなりして詳しく書いているページに行ってもらうことも一つの手段としてあります。
Twitterは向いてる企業、向いていない企業はなく、140字の中でどれだけ面白い、興味を引く投稿ができるかにかかっていると思います。
LINE
〇LINEの特徴
幅広い層のユーザー
一対一のコミュニケーション
リピーターの獲得向き
情報を見られやすい
LINEは幅広い層のユーザーに利用されており、アクティブユーザーが多いです。LINEで情報の拡散、企業の認知度向上などを行うことは難しです。LINEでの集客としては、既にその企業の商品、サービスを購入したことのある顧客にリピーターになって貰うことに向いています。LINEでは一対一の密なコミュニケーションを行え、消費者の悩み、疑問を聞くことができ、応えることができます。そして、企業のキャンペーン情報、最新情報などを発信すれば大概のユーザーは一度は目を通してくれます。LINEは登録してもらうまでは難しいですが、一度登録してもらえれば、長い関係を築けやすいと思います。
Youtube
〇Youtubeの特徴
幅広い層のユーザー
運用ハードルが高い
コストがかかる
SEO対策になる
Youtubeは幅広い層のユーザーがいます。Youtubeは動画を撮影するだけでなく、編集作業なども必要であり、運営チームを設立する必要があり時間的にも労働力的にもコストがかかり、ハードルが高いと言えます。また定期的に良質な動画投稿が必要です。運用にあたり、商品・サービスの魅力を伝えるため、業界についての理解を深めて貰うためなど目的を持ったコンテンツ運営を心がければなりません。
Youtubeをやることの利点としましては、動画のストックが増えていけば、YoutubeはGoogleアルゴリズムに関連するので、自社情報が検索上位に表示されることも起こり、SEO対策になります。
Tiktok
〇Tiktokの特徴
他のSNSよりユーザー数が少ない
10代に支持されている
市場は発展途上
Tiktokは最近注目を集めてきており、Tiktok市場はまだまだ発展途上と言えます。そのため今はまだ正しい成功方法も確立されているわけではなく、ライバルも少ないのでチャンスと考えることもできます。しかし今現在はインフルエンサーなどの元々人気のある人の力が強い傾向にあり運用は難しいことに変わりありません。ユーザー層は10代が中心ですが、20~30代のユーザーも増えつつあります。Tiktokでの成功事例として「日本相撲協会」が挙げられます。これからTiktokの運用を考えている企業さんがいましたら「日本相撲協会」のTiktokを参考としてみて、自分たちはどんなことをやれば良いか考えやすくなるかもしれません。
まだ型が決まっていないので探り探り運用してみるのも面白いと思います。
SNS広告
ここまでは主にSNS運用についてお話をしてきましたが、集客という視点からSNS広告についてもお話していこうと思います。SNS広告とは、タイムライン、ストーリー、おすすめ欄などに、自社の広告を出すことです。他の広告と違い、投稿などに自然に溶け込むようになっており、ユーザーに嫌悪感を抱かせにくくなっているのが特徴です。また先ほどもお話したように、SNSによって特徴があり、異なるので自社にあったSNS広告を打つことが重要であり、適切なSNSの選定が必要です。各SNS広告の特徴の概要は以下のようになっています。
SNS | 主な年齢層 | 特徴 |
20~50歳 | 詳細にターゲティングが可能 Instagramへの配信が可能 |
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10~40歳 | 詳細にターゲティングが可能 若い女性へのアプローチに特に効果的 写真などの視覚へのアプローチに効果的 |
|
10~40歳 | 2次拡散された広告に追加費用がかからない | |
LINE | 10~60歳 | LINEとLINEと提携しているサービスで広告を出せる |
上の一覧を参考にしながら、各SNS広告を比較して、どのように広告を打ち出していくか考えてみてください。
SNS運用代行
ここまでSNSの運用による、集客についてお話してきましたが、普段の業務に加えてSNSを更新続けることなどはかなり負担のある作業でもあります。さらにSNSを運用して集客効果を上げるには、それなりの技術とノウハウが必要であり簡単なことではありません。そこで専門のSNS運用代行業者に運用を依頼することも、一つの方法としてあります。料金ごとにどこまで業務を請け負うか変わってきます。大きく分けると、3つの価格帯に分けることができます。
月10万円
・投稿内容の作成
・投稿作業
月20~30万円
・投稿内容の作成
・投稿作業
・コメントへの対応
・分析とレポート
月40万円以上
・投稿内容の作成
・投稿作業
・コメントへの対応
・分析とレポート
・広告運用
・SNSキャンペーン
・インフルエンサーマーケティング
まとめ
SNSには様々な種類があり、それぞれ特徴があります。それぞれの特徴を理解して、自社目的に合ったものを選ぶのが大切です。SNSを運用する際には、目標、目的を立てて、継続的に運用していかなければ思った成果がでないと思います。すぐに結果がでないと思うので、諦めずに継続的に続けることが大切です。
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