【MEO対策に興味のある方必見】Googleマップのアルゴリズムについて解説
公開日:2021.10.14 更新日:2024.04.08
※Googleマイビジネスは2021年11月「Googleビジネス プロフィール」に名称が変わりました。
Googleマップのアルゴリズム・仕組みを知っていますか?もしMEO対策をしているのに上手くいっていない方がいましたら、アルゴリズムを理解してもう一度MEO対策をすれば上位表示できるかもしれません。
MEOを最近知った方、MEO対策をこれからやろうと思っている方はこちらの記事を読むことで、効果的なMEO対策を行っていけると思います。
MEO対策において、アルゴリズムを理解しているのと、理解していないのでは対策の質に大きな差がでてきます。
そこで今回はGoogleマップのアルゴリズムについて、アルゴリズムを取り入れたMEO対策についてご説明していきます。
この記事を読むと得られること
・Googleマップのアルゴリズムがわかる
・現在行っているMEO対策の見直しができる
・一段階上のMEO対策ができる
Googleマップにもアルゴリズムは存在する
SEO対策を行う際に、よく耳にする検索エンジンのアルゴリズム。
Googleなどの検索エンジンのアルゴリズムとは、検索結果において掲載順位を決める計算方法、プログラムのことです。
世の中には多くのWEBサイトが存在しますが、Googleで1つのキーワードを何度検索しても、毎回ほぼ同じWEBサイトが上位に表示されていると思います。
これはGoogleが数あるWEBサイトからランダムに選んでいるのではなく、ある評価基準に則り、Googleが順位を決定しています。
これは検索エンジンに限らず、ローカル検索と紐付くサービス、Googleマップにもアルゴリズムは存在しています。
Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の情報を上位表示させるために、MEO対策をやることは大切です。しかしMEO対策をする前に、どのようにして上位表示されるのか理解しておく必要があります。
そこで次はGoogleマップのアルゴリズムについてお話していきます。
MEO対策に直結する主要アルゴリズム
ここではGoogleマップのアルゴリズムについてお話していきます。
後ほど紹介しますがGoogleアルゴリズムは何度も更新されるため、今回ご説明することはGoogleヘルプ(2021年10月現在)を参照しています。
まず、GoogleマップのアルゴリズムとしてGoogleマイビジネスヘルプに提示されている基本となるものが3つあります。
・関連性
・距離
・視認性の高さ
※参照:Googleビジネスプロフィール ヘルプ「Googleのローカル検索け結果のランキングを改善する方法」(2021年10月現在)
またこの3つに加えて、
・Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の情報の更新 (Googleガイドラインより)
・反応率
があります。
反応率とはGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の情報を閲覧した、ユーザーが行動した割合のことです。
以上の5つがGoogleマップのアルゴリズムとして重要になります。
これらの5つのアルゴリズムについて次に詳しくお話します。
関連性
関連性は検索キーワードとGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の情報がどれだけ合致しているかということです。検索語句からユーザーの求めている情報を考え、それを満たす情報が上位に表示されやすい傾向にあります。
そのため自社のGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の情報をできる限り充実させておくことが重要です。
距離
距離とは、検索ワードで指定した場所から、検索結果の所在地までの距離のことを指します。
検索ワードで場所が指定されていない場合、検索しているユーザーの位置情報に基づいて距離が計算されます。
視認性の高さ
視認性の高さとは、知名度、つまりそのお店がどれだけ知られているか、人気があるかということです。知名度は様々な方法によってGoogleは計算をしています。知名度に大きく影響を与える要素として、「口コミ」「サイテーション(言及率)」「被リンク」などがあります。
口コミ
口コミは口コミの数、評価の高さからどれだけ人気があり、知名度があるのか判断しています。口コミの数が多く、高評価のお店は知名度のあるお店として、Googleから評価され上位表示されやすくなります。
サイテーション(言及率)
サイテーションとはネット上でどれだけ自身の会社やお店に関する情報が掲載されているかです。SNSでお店に関する情報が多く投稿されていることや、ブログなどでお店の情報が掲載されていることで、人気がある、注目されているお店であるとGoogleに認識されます。
被リンク
被リンクはサイテーションと少し似ていますが、サイテーションとは自社・自店舗の情報をリンクなしでネット上に記載されている状態のことで、被リンクとは自社・自店舗の情報をリンクありでネット上に記載されている状態のことです。
例)サイテーション:株式会社ロカオプ
被リンク:株式会社ロカオプ
Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の情報の更新
情報の更新頻度が高いほど、Googleから信頼性の高い情報だと判断されます。
例えば何かの記事を読むときに、10年前の記事を読んでも変わっていることも多く、信頼性に欠けると思います。
同じことがGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)でも言えて、今は2021年ですが、もし2011年から情報が更新されていなければ、全てが正しい情報とは信じがたく、営業しているのかも疑問に思うのではないでしょうか?
そのためGoogleマップも、情報更新頻度が高いほど、信頼のできる情報だとして評価し、情報更新がされていないと上位表示されにくい可能性があります。
反応率
先ほどもご説明したように、反応率とはGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の情報を見たユーザーから得たアクションの数です。Googleマップを使ったことがある方はわかると思いますが、Googleマップでお店の情報をみると、ワンクリックで経路検索、電話などができると思います。反応率とはそれらのアクションをどれだけ得ることができたかの数です。
この反応率が高いほど、Googleからは価値が高い情報、人気のあるお店と評価され、上位表示されやすくなると考えられています。
Googleアルゴリズムの変更
Googleのアルゴリズムは現在(2021)までに何度もアップデートされ、変わってきています。そのため、今まではMEO対策を行い、上位表示されていたものが、急に表示されなくなることもあります。それはアルゴリズムがアップデートされたからだと考えることもできます。
このアルゴリズムのアップデートは告知されるものもあれば、告知されないものもあります。
アップデート情報はGoogleの公式アカウントで告知されることもありますので、気になった方はフォローしてみてください。
Google SearchLiaison
アルゴリズムを意識したMEO対策
ここからは、前述したGoogleマップのアルゴリズムを意識したMEO対策についてご説明していきます。
Googleマイビジネス(Googleビジネスプロフィール)の情報の充実・更新
まずは、Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の情報を充実させているかが重要です。料金、営業時間、メニューが記載されていれば、Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の情報を見たお客様も来店しやすくなります。
そしてGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の情報を書く際のポイントとして、キーワードを考えながら情報を入力していくことです。これはアルゴリズムの「関連性」に関わってくる部分です。自身のお店はどのようなキーワードで検索されるか、また、どのようなキーワードで検索された際に表示させたいのかなどを考えながら、そのキーワードにあった内容の言葉をGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の情報に書くことが大切です。ユーザーが検索したとき、自社・自店舗のGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)に関連する情報が入っていることで、Googleマップに関連する情報として認識され、上位に表示される可能性が上がります。
そしてGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の情報を充実させた後は、定期的に情報の更新を行って下さい。投稿機能などを用いてキャンペーン情報や新商品の紹介などをすることもおすすめです。頻度としては、週一回以上の更新ができることが理想です。Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の運用には定期的な管理が必要になります。
口コミ対策
口コミの数が多く、評価の高いお店は人気のあるお店であることの証であり、Googleから評価されます。口コミ対策はアルゴリズムでいう「視認性の高さ」に関わってくる部分です。
さらに口コミの中に自身の店舗で意識しているキーワードが書かれていると、「関連性」の評価も上がると言われています。
例えば、〇〇カフェを経営しているお店が「渋谷 ランチ」というキーワードに力を入れていたとします。そしてGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の口コミに「渋谷のランチで〇〇カフェに行ったけど、とてもおいしかった。」といったように「渋谷」「ランチ」といった口コミの入ったキーワードが多く書かれている場合、ユーザーが「渋谷 ランチ」と検索した際に、〇〇カフェはGoogleから知名度があり、関連性もあるお店として高く評価を受けることができ上位に表示される可能性があります。
また、口コミ対策はGoogleアルゴリズムにも影響がありますが、ユーザーからもとても注目されている項目です。Googleマップにお店が表示された際に、口コミがお店を選ぶ一つの大きな理由になるため、口コミ対策を行うことはおすすめします。
このように口コミ対策にはメリットが多いですが、デメリットとしてネガティブな口コミを書かれることがあります。ネガティブな口コミはお店のイメージに大きく影響を与えるため、注意が必要です。ネガティブな口コミへの対処法の一つとして、オ―ナーが口コミに返信をすることがあげられます。
それらの口コミ対策の詳細は以下のサイトで解説していますので、チェックしてみてください。
Googleマイビジネスの口コミの削除方法と口コミ対策
NAP情報の統一
NAP情報とは会社、お店の店舗名(Name)、住所(Address)、電話番号(Phone)の情報です。他社サイト、自社の公式サイト、Googleマイビジネス(Googleビジネスプロフィール)の情報などのNAP情報を統一することが重要です。NAP情報が統一されていなければ、それぞれに掲載されている会社の情報は別の会社として判断される場合があります。これはアルゴリズムでいう「視認性の高さ」を下げてしまうことです。
ここまで話を聞いていて、「会社の情報なんて統一できているよ」と思っている方もいると思います。しかしNAP情報の判断は機械が行っているため、シビアな部分があります。例えば「株式会社○○」と「(株)○○」でも違う会社と判断されます。
よくある統一されていない例として、以下のものがあります。
上記を参考にもう一度NAP情報が統一されているか、確認してみてください。
NAP情報の統一に関するより詳しい説明は以下のサイトでご説明しているので気になる方はチェックしてみてください。
NAP情報とは? NAP情報を統一して集客力を上げましょう!
SNSや他メディアの活用
最近ではTwitter、Instagram、FacebookなどのSNSで企業公式アカウトといったものを導入するところも増えていますが、SNSで企業アカウントを運用することで、アルゴリズムでいう「視認性の高さ」に大きな影響を与えます。SNSを運用することはGoogleでの知名度が上がるだけでなく、運用していてバズることがあれば、世間からの認知度が一気に上がることにも繋がり、新規顧客の獲得に繋がる可能性もあります。
またSNSのみならず、他メディア、webサイトなどにも積極的に掲載してもらうようにすることで、さらなる知名度の向上につながります。
まとめ
アルゴリズムがMEO対策にどれだけ重要か知っていただけたと思います。アルゴリズムを意識してMEO対策に取り組んでいても、結果はすぐにはでないと思います。しかし、今回知ったアルゴリズムを意識してMEO対策を続けていればいずれ上位にお店の情報が表示され、多くの人の目にとまる日が来るはずです。週一回以上の情報更新など、大変な面もありますが頑張ってみてください。
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