Googleマップの表示順位はどうやって決まるの?MEOアルゴリズムについて解説!
公開日:2023.11.30 更新日:2024.05.02
今や、Googleマップ使用者は圧倒的マジョリティ。
マップ上でのビジネスの表示順位が来店・予約数にも影響を与えるほどに、Googleマップを用いた検索行動はユーザーに浸透しました。
そのため、ローカルビジネスのオーナーにとって、Googleマップ検索結果の順位向上は重要課題であるといえるでしょう。
しかし、どうすればGoogleマップ検索結果の順位を上げられるのでしょうか?
その答えの一つが、Googleマップの表示順位向上を目的としたWeb施策である、MEO対策です。
ただし、MEO対策で実施する施策は多岐に渡り、それらは闇雲に実施しても成果が出るものではありません。
まずは、MEOアルゴリズムについて知る必要があるでしょう。
MEOアルゴリズムについて知ることは、Googleマップ上の順位決定ロジックを知ることに繋がり、
順位決定のロジックを知ることは、Googleマップの順位向上が絵に描いた餅ではないことを理解することに繋がります。
本記事が、読者のみなさまのMEO対策の一助となれれば幸いです。
MEOアルゴリズムとは?
MEOアルゴリズムとは、MEO+アルゴリズムを組み合わせた言葉で、Googleマップの順位決定の仕組みを指します。
例えばGoogle検索システムの場合は、「専門性」「経験」「権威性」「信頼性」という指標を基にアルゴリズムが組まれており、これらの項目に対しての最適化を施すことでGoogle検索での順位向上が見込めます。
これがいわゆるSEO(Search Engine Optimization)です。
一方MEO(Map Engine Optimization)では、Googleマップ(ローカル検索順位)に対して最適化します。
MEOでは、Google検索とは異なる指標に対しての最適化し、ローカル検索順位の向上を目指します。
Googleマップの順位決定アルゴリズム
Googleマップの検索エンジンには、順位決定のための重要指標が3つ存在します。
それが「関連性」「距離」「視認性の高さ」です。
Googleビジネスプロフィールの最適化をはじめとした施策を通じて、これらの指標に対してアプローチしていくことがMEOの戦略の要となります。
関連性
検索語句と、ビジネスプロフィールの内容の一致度を指します。
この一致度はビジネスプロフィールの内容をもとに判断されます。そのため、Googleビジネスプロフィールの内容を充実させることは、関連性の評価を高めることに繋がります。
距離
検索語句で指定された場所からの距離を指します。
検索語句で場所を指定していない場合は、検索を行なったユーザーの位置からの距離が計算されます。
ただし、距離が離れているビジネスであっても、検索内容との合致度が高いと判断された場合は、その限りではありません。場合によっては、より遠い場所に存在するビジネスが、より近い場所に存在するビジネスよりも上位に表示される場合があります。
たとえば、遠い場所にあるビジネスでも、Google のアルゴリズムに基づいて、近くのビジネスより検索内容に合致していると判断された場合は、上位に表示される場合があります。
視認性の高さ
いわゆる「知名度」を指します。
Googleマップの検索エンジンでは、オンラインとオフラインの両面からの知名度が順位決定に影響します。
オンラインの認知度
SNSやホームページ、クチコミ、サイテーション(web上での引用)など、web上での認知度が考慮されます。
オフラインの認知度
ランドマークになる建造物や観光名所、有名ブランドの店舗など、オフラインでの知名度の高さが考慮されます。
Googleマップの表示順位を上げる方法は?
前述した「関連性」「距離」「視認性の高さ」に基づいてGoogleビジネスプロフィールの最適化を施すことで、Googleマップ上でのビジネスの検索順位を向上させることが可能です。
本項では、Google公式が紹介するビジネスプロフィール最適化施策のほか、オフラインでも実施可能なおすすめのMEO施策を紹介します。
Google公式が紹介している方法
Googleマップでの検索結果のランキングを改善する方法として、Googleビジネスプロフィールヘルプでは以下の方法が推奨されています。
以下の項目に基づいてGoogleビジネスプロフィールを最適化すると、ビジネスプロフィールの評価が向上し、検索結果の上位に表示されやすくなります。
詳細なデータを入力する
「関連性」の判断には、ビジネスプロフィールの内容が考慮されます。
そのため、詳細なデータを入力することでマップ順位の向上が見込めます。
ビジネスのオーナー確認を行う
オーナー確認とは、店舗情報の入力がビジネスのオーナーによって行われていることを証明する手続きのことをいいます。
Googleマップ上には、Googleや、Googleマップユーザーによって入力された情報も存在しています。
そこで、オーナー確認の手続きを済ませることで、オーナー本人によってビジネス情報が管理されていることを証明できます。
さらに、オーナー確認を済ませることで、Googleマップでの検索結果でビジネス情報が表示されやすくなります。
オーナー確認手続きの手順などは、以下記事で詳しく紹介しています。
Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)のオーナー確認はお済ですか?オーナー確認の重要性、確認の方法を徹底解説
営業時間の情報を正確に保つ
開店時間や閉店時間、休業日や祝日の特別営業時間の設定など、営業時間に関する情報は正確に、かつ最新の情報を掲載するようにしましょう。
不正確な営業時間情報が掲載されていると、顧客の来店行動を妨げてしまう可能性があります。
間接的にクチコミや評価に悪影響を与える恐れもありますので、営業時間の情報は正確に保つことを心がけましょう。
クチコミの管理と返信を行う
クチコミはマップユーザーが店舗探しに活用する貴重な情報源の一つです。
ユーザーのクチコミに対して丁寧な返信を行うことで、イメージアップ効果も期待できるでしょう。
クチコミ数や店舗の評価(星)は、店舗名にならんでビジネスプロフィールの最上位に表示されます。そのため、ユーザーから選ばれる確率を上げるためには、クチコミ管理は非常に有効だと言えます。
写真を追加する
店舗外観・店舗内装・商品やサービス、メニューといった写真を追加することで、マップユーザーに店舗情報を伝えるだけでなく、魅力的な写真を追加することでの訴求効果も期待できます。
店舗の商品を追加する
ビジネスプロフィールには、商品の情報を追加することができます。
商品を登録することで、来店前のユーザーに商品の宣伝を行えます。
また、商品やサービスによってはビジネスプロフィールの商品欄からオンライン注文を行えたり、EC運営を行っている場合は商品ページへのリンクを記載することもできます。
ただし、商品登録を行うためにはオーナー確認が必要なため、あらかじめオーナー登録を済ませておきましょう。
SEO対策を行う
前述した「オンラインの認知度」の向上を狙うためには、SEO対策が有効です。
Googleビジネスプロフィールヘルプにも、「視認性の高さ」を向上させるためにSEOが有効であると記載されています。
ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。
ただし、SEO対策を行う場合には、基本的にはMEO対策よりも大きなコストがかかります。
コストを抑えて集客を行いたい場合には、Googleビジネスプロフィールの最適化をはじめとしたその他MEO施策の実施後にSEO対策を検討したほうが良いでしょう。
クチコミ収集施策の実施
クチコミには来店者の本音が反映されるため、良い評価のクチコミを集められれば、ユーザーから見た店舗の期待度を底上げすることができます。
また、Googleマップ上に集められるユーザーのクチコミは、店舗のイメージを左右するだけではなく、表示順位の決定にも影響を及ぼします。
Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。
商品やサービスを改善する
こちらはオフライン施策になりますが、間接的にクチコミ収集・Googleマップの表示順位向上が見込める施策です。
商品やサービスを改善して顧客体験を向上させることで、自然とクチコミが集まりやすい状態を作りやすくなります。
QRコードやポップなどを活用する
QRコードやポップなどを活用して、クチコミの獲得を促進することができます。
クチコミの投稿画面へ遷移するQRコードを用意したり、店内のポップにクチコミ投稿を促進させる内容を記載することで、お客様にクチコミを投稿してもらう可能性を高められます。
来店するほとんどのお客様は、基本的にクチコミを投稿しません。
そのため、こちらからクチコミを書いて欲しいという意思をアピールをすることが大切です。
クチコミ投稿をお客様に依頼する
前述の通り、クチコミを投稿してほしいという意思を、お客様に伝えることが大切です。
クチコミ投稿のお願いには、設置したQRコードや店内のポップだけでなく、口頭でお願いすることも効果的です。
ガイドライン違反に注意!
ただし、クチコミ投稿者限定への返礼品としてのクーポン配布など、クチコミ投稿に対価を与える行為は、Googleガイドライン違反に該当しますので、注意が必要です。
その他にも、”高評価をつけてくれそうなお客様”にだけクチコミ投稿をお願いすることは、”レビューゲーティング”という施策に該当し、Googleガイドラインに違反する可能性があります。
レビューゲーティングとは、「レビューの選別」とも言われ、「高評価のクチコミ」だけが投稿されるために行われる施策を指します。
ガイドライン違反が発覚した場合は、ビジネスプロフィールの利用停止などのペナルティを課されることがありますので、クチコミ投稿の依頼方法にはご注意ください。
まとめ
本記事では、Googleマップの順位決定における重要指標や、それらの重要指標に対しての最適化施策について解説しました。
MEOを通じて集客成果を向上させたいビジネスオーナーの方は、是非ともお試しください。
この記事が、皆様のお役に立てれば幸いです。
ロカオプでは、MEO対策によるマップ順位向上や、サイト制作システム、アンケートによるクチコミ獲得促進が可能です。
本記事で紹介したMEO対策だけでなく、幅広くWeb集客施策を支援することができますので、ご興味がある方は是非ともお問い合わせください。
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