同じ住所で複数の事業のGoogleビジネスプロフィールを登録する方法【完全ガイド】

公開日:2025.05.16  更新日:2024.03.19

Googleビジネスプロフィールの登録を検討しているお客様に「同じ住所で複数の事業は登録できますか?」「店舗を間借りしている場合はどうしたらいいですか?」という質問を度々受けます。
この記事では、「同じ住所で複数のGoogleビジネスプロフィールを登録するにはどうすればいいの?」という疑問にお答えしていきます。同じ住所で複数のプロフィールを持つ場合に気をつけたいポイントや、うまく登録するためのステップをわかりやすく解説していきます。

同じ住所で複数のビジネスを登録する場合とは?

「二毛作ビジネス」とも呼ばれ、1つの場所やリソースを使って、異なる2つのビジネスを並行して運営することを指します。
同じ住所で複数(別)の事業を行う場合の例を早速見ていきましょう。

【例】
・スーパー、百貨店、商業施設内に店舗がある
・カフェの中で別の事業のパン屋がある
・介護施設内で訪問介護の事業も行っている
・美容室の中でネイルサロンの事業も行っている
・Barを間借りしており、昼間は飲食店として事業を行っている

二毛作ビジネスの例
上記の例のような場合に、Googleビジネスプロフィールをそれぞれの事業で登録する場合は、注意点がいくつかあるので解説していきます。

同じ住所で複数のビジネスを登録する際の課題

重複判定されてしまう

Googleビジネスプロフィールでは、住所や名前、カテゴリ、電話番号などの情報をもとに「重複かどうか」が判断されます。たとえば、同じ住所で名前やカテゴリが似ていると、同一のビジネスとみなされてしまうこともあります。

ユーザー体験(見つけやすさ)に悪影響

ビジネスプロフィールが重複・混同していると、ユーザー体験(見つけやすさ)に悪影響を与えます。たとえば、店名や営業時間や連絡先が違っていたりすると、ユーザーは混乱し、お店への信頼も下がってしまいます。
特に同じ住所に複数のビジネスがある場合、どの情報が正しいのか判断しにくくなり、結果として離脱や不信感につながることも。
こうした混乱を防ぎ、良いユーザー体験を保つために、複数の事業を同じ住所で登録する際は注意が必要です。

同じ建物(住所)で複数事業を登録する方法

どのようにGoogleビジネスプロフィールの登録を行えば重複扱い(違反)にならずに登録できるのかを解説していきます。

1.ビジネス名をそれぞれ変える

異なるビジネス名を設定することは、同一住所で複数のビジネスを登録する際に非常に重要です。ビジネス名を個別に設定することで、Googleの重複判定を回避しやすくなり、各ビジネスが独立した存在として認識されます。

2.異なる電話番号を取得する

複数のビジネスを同じ住所で登録する際に、各ビジネスに別々の電話番号を設定することは非常に重要です。異なる電話番号を使用することで、Googleによるビジネスプロフィールの重複判定を回避しやすくなります。
たとえば、同じ住所でカフェとギャラリーを運営している場合でも、それぞれに別の電話番号を設定しておけば、Googleは別々のビジネスとして認識してくれます。その結果、検索でもきちんと分けて表示され、ユーザーも目的の情報を見つけやすくなります。
また、電話番号を分けることで、お問い合わせの対応もスムーズになります。たとえば、カフェは予約や注文専用、ギャラリーは展示やイベントの問い合わせ用にすると、それぞれに合った対応がしやすくなり、業務の効率もアップします。

3.異なるドメインのHPを用意する

ドメインの異なるHPをそれぞれ作りましょう。
これにより、各サイトがそれぞれ異なるビジネスとして扱われ、重複・混同を避けることができます。
一方で、サブディレクトリの使用は避けるべきです。サブディレクトリを用いると、複数のビジネスが同一ドメイン下で管理されるため、検索エンジンが個々のビジネスを独立したものとして認識しにくくなります。

4. 異なる看板・ロゴを作る

同じ建物内でもそれぞれの事業ごとの看板・ロゴを作りましょう。
Googleビジネスプロフィールの外観の写真に看板が目立つ写真を、ロゴの写真をそれぞれのロゴの画像を載せるとより効果的です。
一方、同じ建物と分かる外観写真はあまり載せない方がいいでしょう。
看板は、ガラス面のカッティングや集合看板など、しっかりしたものがおすすめです。手書きの紙や仮の立て看板などはNGになりやすいので注意が必要です。
それぞれの看板は、店舗の特徴がわかるデザインで、正面にしっかり固定されていると効果的です。

5.異なる店舗コードで登録する

Googleビジネスプロフィールのそれぞれの店舗コードを別々にします。
これをすることでGoogleに別の事業だとアピールすることができます。
コードは任意の文字・数値を設定できます。

1. Google検索で店舗を検索
2. 【Google に掲載中のあなたのビジネス】の右にある三点マーク【…】をクリック
3. 【詳細設定】で異なる店舗コードを入力

参考:Googleビジネスプロフィールヘルプセンター

特殊文字やURLを含めず、スペースで始めないように注意しましょう。また、ブランド名を含めることで、他のアカウントとの混同を避けることができます。例えば、「BrandA-Store1」や「BrandB-Office」など、各ビジネスの特徴を反映したコードにしておくといいでしょう。

6.異なるビジネスカテゴリーにする

別の業種であれば、異なるビジネスカテゴリーで登録することにより Googleに別の事業だとアピールすることができます。
ビジネスカテゴリの選定は、Googleビジネスプロフィールの最適化において非常に重要な要素です。適切なカテゴリを選ぶことで、検索時の可視性が向上し、ターゲットユーザーへのリーチが効果的に行われます。
カテゴリはビジネスの成長やサービス内容の変更に応じて定期的に見直すことも重要です。

7.同じような外観の写真を載せない

入り口、エントランス、建物など同じに見えそうな外観の写真を載せないということも重要です。
出来る限り、同じ建物だと分かりにくいような外観写真をそれぞれに登録することをおすすめします。

8.入口・レジを分ける

入口・レジが同じだと、第三者から見ると同じ事業なので重複扱いとなる場合があるようです。

上記を試しても、重複になった場合の対処法について

重複となった場合は、Googleビジネスプロフィールの管理画面に 【ビジネス情報の重複】と書かれたアラートが表示されるようになります。
重複になると検索結果には表示されない為、対処する必要があります。
ペナルティ状態なのでそのまま放っておかないようにしましょう。
対処は以下の2通りです。

1.Googleに問い合わせる

上記のことを注意しても重複となる場合は、Googleの誤認も考えられるため、Googoleに問い合わせましょう。
それぞれの事業が別物であることを報告しましょう。
Googleのお問い合わせはこちら

2.Googleマップから片方のビジネスプロフィールを削除する

色々と試しても、重複となる場合は一旦諦めてどちらかのビジネスプロフィールを削除することをおすすめします。

1. 消したい店舗をGoogleマップで検索して、表示させる
2.【情報の修正を提案】をクリック
3.【休業、閉業、または削除】をクリック
4.【他の場所と重複】をクリック
5. 重複と思われる店舗が表示されるので、選択して【保存】をクリック

重複アカウント削除のやり方
オーナー確認が取られていない店舗が重複扱いとなった場合は、オーナー確認をしてから上記の手順で削除をしましょう。

3.Googleビジネスプロフィールの管理画面から削除する

1. Googleビジネスプロフィールにログイン
2.削除したいビジネスを選ぶ
管理画面で、削除したい重複プロフィールや不要なビジネスを選択します。
3.「操作」タブを開く
メニューから「ビジネス情報を削除」をクリックします。
4. 削除の確認
表示される案内に従って、ビジネスの削除を確定します。

Googleビジネスプロフィールの管理画面から削除する方法

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まとめ

重複となった場合は、アカウント停止となる場合もあるので注意が必要です。
同じ住所でいくつかのビジネスを登録する場合は、重複と見なされないように工夫することが大切です。それぞれの違いをきちんと伝えることで、Googleにも正しく認識されやすくなり、ビジネスプロフィールの効果もぐんとアップします。
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この記事を書いたライター

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東京都在住。ロカオプでMEOの運用をしています。元WEBデザイナー、アフィリエイター。サイト制作・SEO・アフィリエイト関連の記事を緩く更新していきます。辛い物、生牡蠣が好きです。好きなYouTubeちゃんねるは【マオメエアニメ】くじら先生と仲間たち

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