【インターネット広告これだけは抑えておけ】6つの広告種類と特徴を解説

公開日:2021.12.03 更新日:2024.04.08

インターネット広告とは、WEBサイトやスマートフォンのアプリなど、インターネット上に掲載されている広告のことを言います。
昨今、ネットやスマートフォンの普及により、インターネット広告の市場規模もますます大きくなっています。
ということで、本記事ではインターネット広告の代表的な広告6種類をご紹介します。

ロカオプチャンネルでも広告種類について紹介しています。

リスティング広告(検索連動型広告)

検索エンジン上でキーワードを検索した際に、検索結果として表示される広告のことをリスティング広告と言います。
例えば「リフォーム 東京」で検索した際に下記のように、検索欄の上部2~4つ、検索欄の下部3つの「広告」という印のついているものがリスティング広告です。

【検索画面上部】

【検索画面下部】

 

ターゲット
リスティング広告は、具体的な顕在化したニーズを持ったユーザーがターゲットとなります。

特徴
学習機能の進化により、コンバージョン(例:お問い合わせ、購入)したユーザーに近しいユーザーへ集中的に配信することができる。
※コンバージョン(CV):WEB上で目標としているアクションを起こしてくれた状態のこと

ポイント
広告文は、キーワードを入れたユーザーが思わずクリックしたくなるようなタイトルや説明文にしましょう。

課金形態
クリック課金
クリック課金とは、広告がクリックされた回数に応じて課金される広告のことです。 クリック数に対して料金が発生するので、広告が表示されるだけでは課金はされません。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は一般的に、バナー広告、動画広告、テキスト広告がディスプレイ広告として括られていますが、ここではバナー広告をディスプレイ広告と定義して解説していきます。
ディスプレイ広告には3つの種類があります。

・純広告
・アドネットワーク
・DSP

純広告

純広告とは、特定のメディアなどの枠に対して、指定した期間・表示回数で広告をだすことです。
ターゲティングをできるようになっていることもありますが、配信場所は常に一定となっています。
課金形態
枠買い
枠買いとは、特定の枠を買って広告を出すこと
契約形態は「クリック保証」「インプレッション保証」「期間保証」があります。
※インプレッション(imp):サイト上に広告が表示された回数を指す

アドネットワーク

アドネットワークとは、純広告の進化版であり、純広告の「特定のサイト・特定の枠」への配信に対して、アドネットワークは「複数のサイト・複数の枠」に対して、一つの広告を打ち出すことができます。

ポイント
アドネットワークのポイントは、ターゲット設定が細かくできるということです。つまり、自社商材で狙いたいターゲットに広告を表示させることができます。
例えば、

・デモグラフィック属性と呼ばれる、年代、年収、家族構成、趣味趣向や特定のサイトを訪れたユーザーに対して広告を配信する。
・一度自社サイトに訪れたユーザーなどに対して再度広告を配信するなどさまざまな設定が可能である。

アドネットワークの例としては「GDN(Googleディスプレイネットワーク)」「YDN(Yahoo!ディスプレイネットワーク)」などがあります。

DSP(Demand Side Platform)

アドネットワークをさらに進化させたのが、DSPです。アドネットワークでは「複数のサイト」だったのがDSPでは「媒体・サイト」をひとまとめにして配信をすることができます。

特徴
DSPは、ターゲティング設定も細かくでき、DMPと呼ばれる巨大なデータと連携することができ、蓄積したデータを元に自社に最適な広告を配信することができます。

課金形態
一般的にはインプレッション課金となっています。
インプレッション課金とは広告が1000回表示されるごとに課金される課金方法のことです。

SNS広告

スマホの普及により、SNSで情報を入手し、購買行動を起こすことが増えてきており、ユーザーが多く活用する媒体としてSNSが注目されています。そのため、SNS広告というのも当然重要な広告配信手法として用いられています。

SNS広告とは、主にFacebook・Instagram・LINE・Twitter、最近ではTiktokなど、SNSのプラットフォームに広告を出稿することを指します。

SNSの広告フォーマットとしては、バナー/ 画像 / 画像+テキスト / 動画 が多く用いられています。

ポイント
SNSごとで使用しているユーザーの特徴が大きく別れているため、広告を配信する際は、各SNSのターゲットや属性に合わせた広告の出稿が重要になります。

アフィリエイト

アフィリエイトとは、購入一件に対して〇円、資料請求一件に対して〇円といった成果報酬型の広告であり、アフィリエイターの持つサイトやブログなどに広告を掲載してもらう形式になっています。
※アフィリエイター:広告を掲載するサイトを持つ人たち

ポイント
①ASPと呼ばれる専門の広告業者を介して広告を出稿することができます。ASPは広告主とアフィリエイターをつなぐ企業です。

②成果の定義を交渉することができる。
例えば購入が完了したら、予約が取れたら報酬を払うなど、広告主の重要指標とする所を成果報酬の発生ポイントにできる。

課金形態
成果報酬型 購入につき〇円

ここには注意!
自社の商品・サービスの属性に合わないサイトに広告が表示されてしまう可能性もあるため、ブランド管理の視点を持ってASPに依頼することが重要になります。
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ネイティブアド

広告はインターネットの普及と同時に、ユーザーから警戒心や敬遠されることが増えています。そんな中でネイティブアドという広告が注目されています。

ネイティブアドとは、記事コンテンツなどに広告を自然と溶け込ませ、記事の一つとして見てもらう広告です。
みなさんも見たことがあると思いますが、ニュースサイトの記事一覧に溶け込むように広告が出されているのがネイティブアドです。その広告をタップした先も記事になっており、記事を読む感覚で商品に関心を持ち、購入につなげています。

ここには注意!
商品への認知・関心を高めるために配信することが多く、商品と記事広告の相性を見ながら検討することが必要になってきます。

動画広告

動画広告は広告のフォーマットのことなので、ディスプレイ広告やSNS広告でも配信できますが、ここではYouTube広告という定義で解説していきます。

動画広告とは、動画を視聴する前や途中、YouTubeトップページなどで流れる動画形式の広告のことです。

特徴
動画広告は特定の動画を見たいユーザーに対して広告を差し込むため、スキップされがちですが、わずかな時間の中で、認知拡大・商品のすり込み効果を狙うことができます。

まとめ

今回はインターネット広告の代表的な6種類について解説しました。6種類の広告にはにはそれぞれ特徴があり、適正が異なります。自社商品・サービスにはどの媒体で、どのターゲット層に広告を配信したら良いかなどを定めた上で、適正な広告に配信してみてください。

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この記事を書いたライター

arano

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ADlive株式会社 カスタマーサクセス事業本部長 最大の強みは『これまでの体験とデータを融合した収益化』コンサルティング。 福祉専門学校を卒業後、27歳までは高齢者福祉施設、在宅介護支援センターで勤務。 2003年に営業の世界へ転身。リフォーム、太陽光発電システム販売部門の取締役兼事業本部長へ就任。予算責任者として今後の採用教育、効率化と拡張性に悩む中でインターネット広告の存在を知り、独学でWEBマーケティングを習得し、自ら数多くの成功体験を蓄積。 2012年にはWEBマーケティング領域を専門としたコンサル会社を起業。 (日本/フィリピンセブシティにて同時期に会社を設立) 起業したコンサル会社では、海外ウェブマーケティングにも取り組み、大手食品メーカーの越境ECやホテルグループの海外向けのブランディング等に携わり、世界各国のトレンドにマッチしたマーケティング手法を生み出し、多くの企業の海外進出のサポートを経験。 また、フィリピンではオンライン英会話事業、語学学校の運営に携わり、WEBマーケティングのみで売上構築フローを確立。 コンサルティング業務の委託のみではなく、自社投資によるWEBセールスを継続的に実施。 その後、現アドリヴ代表である縣へ事業譲渡し、急成長拡大中の会社の一翼を担っている。この人が書いた記事をもっと読む

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