工務店がGoogleマップ対策(MEO)で集客できる理由

公開日:2024.05.27 更新日:2024.06.26

工務店の集客戦略として、チラシポスティングやタウン情報誌広告などが一般的ですが、その効果は年々鈍化していると言われています。大きな理由の一つに、社会全体が紙媒体からインターネット利用へ急速にシフトしたことが挙げられます。

 

Web広告やSNSを主体とした集客へと変わりつつある中、今、Googleマップ対策(MEO)が大きな注目を集めています。飲食店や美容系サービスなどに向いていると思われがちなGoogleマップ対策ですが、工務店にとっても集客戦略として重要な位置を占めています。

 

今回は、まだGoogleマップ対策(MEO)に取り組めていないという工務店様に向けて、おすすめの理由や効果的な活用方法をご紹介していきます。ぜひご参考ください。

Googleマップ対策(MEO)とは

2005年にサービスが開始され、今や必要不可欠な存在となったGoogleマップ。目的地まで道案内してくれるだけでなく、まだ知らない近隣の店や施設をも提示してくれるため、複数の候補の中から好みのお店を選択するための手段としても用いられるようになりました。

 

これまでSEO対策に力を入れていた企業も、Googleマップの普及とともに、Googleマップ上で上位表示させるためのMEO対策に注力しています。

 

「Googleマップ上で検索する」という行為が定着した現在、来店型ビジネスにとって、Googleマップは重要な集客媒体のひとつとなっているのです。

Googleマップ対策(MEO)が工務店におすすめの理由

Googleマップ対策(MEO)は、飲食店や美容系サービスだけでなく地域密着型の工務店にもおすすめの施策です。主な理由としては以下の通りです。

Google検索の変化

Googleは、検索したユーザーが知りたい情報を推測し、よりマッチ度の高い情報を上位に表示させています。検索キーワード(ユーザーの知りたいこと)の内容によって、ショッピングや動画、画像など、上位表示するコンテンツは動的に変化しているのです。

 

工務店にとって重要な「地域名 工務店」というキーワードでGoogle検索した際、1ページ目にマップが表示されるようになりました。

 

このようなGoogle検索の変化にあわせて、SEO対策だけでなく、マップ上でも自社情報を上位表示させるMEO対策を行うことで、集客率を高めることができます。

ユーザー行動の変化

Googleマップ検索は、写真やクチコミなど様々な情報を簡単に収集することができるため、まずはマップ検索で比較検討し、詳しく知りたいときにホームページへ遷移する、というユーザー行動プロセスが一般的になりつつあります。

 

家づくりを検討されているユーザーにとって、工務店選びは人生の大きな決断です。その中で、Googleマップのクチコミは重要な判断材料となるため、上述した行動プロセスを経て、選択する方も少なくありません。

地域密着型ビジネス向き

地域密着型のローカルビジネスにとって、ユーザーの現在地や検索キーワードの地域エリアをもとに検索結果が表示されるGoogleマップは、認知度を向上させるうえで重要なツールです。さらに実際に店舗や施設に足を運ぶ必要のある来店型ビジネスにおいて、経路や交通手段まで案内してくれる点は大きなメリットの一つといえます。

Googleマップの集客活用方法

では、どのようにしてGoogleマップを活用すればよいのでしょうか。初めてGoogleマップ対策を実施される方は、以下の基本施策を参考ください。

Googleビジネスプロフィールのオーナー登録

まずはGoogleマップに表示される情報を管理するため、Googleビジネスプロフィールのオーナー登録をします。Googleマップで表示されていても、オーナー権限を取得していない場合は、情報を編集したり運用したりできませんので、注意が必要です。オーナー登録した覚えのない方は、「このビジネスのオーナーですか?」というテキストリンクから確認し、必ずオーナー登録を行うようにしましょう。

▶ 参考:Googleビジネスプロフィールのオーナー確認はお済ですか?オーナー確認の重要性、確認の方法を徹底解説

基本情報の設定

オーナー登録が完了したら、ビジネスプロフィールの情報を充実させましょう。所在地や営業時間など、基本項目はすべて正確・丁寧に入力していきます。「工務店」「リフォーム」など自社サービスを表すキーワードを選定し、文中に盛り込むことも重要です。

 

ここでポイントとなるのが、インターネット上の情報を統一することです。GoogleはさまざまなウェブページやSNSなどインターネット上の情報を収集・照合し、理解を深め、評価をしています。Googleにとって自社の情報がすべて同一と判断されるよう、会社名や住所、電話番号などのNAP情報を統一しておきましょう。

▶ 参考:NAP情報とは? NAP情報を統一して集客力を上げましょう!

継続的な運用

Googleビジネスプロフィールの基本設定が終われば、以降は運用フェーズとなります。

運用の主な作業

  • イベントやお知らせなどを新着記事として投稿する
  • クチコミ投稿を促進させる
  • 投稿されたクチコミに返信する

運用は自社スタッフで十分対応できる作業です。ですが、ただ単に新着記事をアップしたりクチコミを促進したりするよりも、インサイトデータを分析し、効果的・効率的に運用をおこなうことで、よりスピーディに結果が現れてきます。

 

まずは運用できる体制を整え、次のステップとしてインサイトデータを分析していくなど、段階的に進めながら定着化を図りましょう。

運用のポイント

新着記事の投稿やクチコミ返信など、運用できる体制を整えるとともに、知っておくべき運用のポイントをいくつかご紹介します。

最新で正確な情報を掲載する

つい見落としがちなのが「営業時間の更新」です。祝日や急な予定変更があった場合は、必ず営業時間の更新を行いましょう。営業日・営業時間という情報どおりに訪問したのに閉まっていた、などということがあれば、大きな失望や不信感を与えてしまいます。ネガティブな感情は周囲に広まる恐れもあるため、ダブルチェック体制をとり、必ず最新で正確な情報を掲載しておくことが重要です。

インセンティブと引き換えのクチコミ依頼禁止

クチコミ投稿を増やすことはとても重要ですが、気をつけたいのがGoogleポリシー違反です。クチコミ投稿をお願いする行為自体は問題ありませんが、クチコミ投稿と引き換えに割引やプレゼントなどインセンティブを付与することは禁止されています。

 

Googleからペナルティを受けるとクチコミを削除されたり、アカウントを停止されたりする恐れもあります。企業価値の低下にも繋がりますので、「ポリシー違反にあたる行為はやらない」ことをお勧めします。

▶ 参考:マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー

行動を促す導線を設置する

Googleビジネスプロフィールの運用が定着し、ルーティーン化してくると、本来の目的である「集客」の意識が薄れ、運用すること自体がゴールになりがちです。新着記事を投稿したり、クチコミに返信したりすることは重要ですが、それによって集客につなげることを意識しましょう。

 

例えばイベントや完成見学会のお知らせを投稿するとき、詳細ページや予約フォームを準備し、誘導する遷移ボタンを設置することで、興味を持ったユーザーが次のアクションを起こしやすくなります。

 

さらに、完成見学会等に参加された方や施主様に対し、アンケートやクチコミをお願いすることで、好循環が生まれます。Googleビジネスプロフィールを上手く活用すれば、成功パターンを確立させ、改善・強化していくことができるでしょう。

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まとめ

Googleマップ対策(MEO)は、来店型ビジネスを展開する店舗・施設に有効な集客施策です。工務店の商材である新築やリフォームは、高価で比較検討期間が長期であるという特徴がありますが、見込み客の心をつかむアプローチや、信頼関係を強固にしていくためのエンゲージメント向上に、Googleマップ対策(MEO)はピッタリな集客施策といえます。

 

まずは自社で運用できるクチコミ返信や新着記事投稿を定着化させ、Googleビジネスプロフィールの理解を深めつつ、より効果的・効率的な運用へとステップアップしていくと良いでしょう。

 

ロカオプには、イベントや完成見学会などのWebページを専門知識無しで容易に作成できるツールや、予約システムも標準で備わっていますので、集客・来店の一連の流れをスピーディに確立することができます。クチコミ返信や新着投稿などを代行するプランもありますので、費用対効果や社内リソースを踏まえ、ぜひご活用ください。

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この記事を書いたライター

ロカプー

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