デジタルマーケティングとWEBマーケティングの違い【WEB用語の基礎知識】

公開日:2021.07.15 更新日:2024.04.08

デジタルマーケティングという言葉もあれば、WEBマーケティングという言葉もあります。デジタルマーケティングとWEBマーケティングは同じように思えますが、この2つの用語には違いがあります。
そこで今回は、デジタルマーケティングとWEBマーケティングの違いについてわかりやすくお話していきます。

デジタルマーケティングとWEBマーケティングの違い

デジタルマーケティングは「デジマ」とも略されることがあり、最近頻繁に登場してくるワードです。一方WEBマーケティングというワードも昔からWEB活用のマーケティングシーンでは頻繁に使われてきました。

デジタルマーケティングとWEBマーケティングの違いは一言で言えば、扱う領域の違いです。WEBマーケティングをWEBサイトを主体としてWEB上で展開されるマーケティング手法を主としています。デジタルマーケティングはWEB上にとどまらず、あらゆるデジタルデータやデジタルで得られるタッチポイントをフルに活用したマーケティング手法となり、扱う世界が格段に広くなります。例えば、キャッシュレス端末の活用による顧客決済手段の分析であったり、顧客情報を顧客管理システム(CRM)に投入してメールマガジンの発信をしたり、ONT TO ONEのマーケティングをすることもデジタルマーケティング領域になります。

デジタルマーケティングは個人との繋がり

スマートフォンの普及によりデジタルに触れる機会が格段に増えた現在、デジタルマーケティングやWEBマーケティングに触れていない人はいないと言っても過言ではありません。そして1人1台のスマートフォン時代、顧客とのつながりは個人に向けた最適化が求められるようになり、マーケティング精度はより緻密になってきています。よく、検索エンジンでブラウジングをしていると以前見たWEBサイトの関連バナーが表示される事がありますが、それも以前見て「欲しい」と思っている商品が頻繁に表示されたり、メルマガも自分の興味のあるカテゴリが頻繁に送られてくることがありませんか?デジタルデバイス、WEBサイト上で行われる皆さんの日常行動は日々データ化され、一人ひとりの行動パターン、趣味趣向に併せて最適化されているのです。おおまかな属性判別ではなく「個」にスポットを当てたマーケティングがデジタルマーケティングでできる大きな利点と言えるでしょう。

デジタルマーケティングの戦略立案で気をつけるポイント

これだけ得られる情報が多くなった時代です。デジタル領域への投資(時間とコスト)と尽きることのない探究心があれば、皆さんのビジネスでデジタルマーケティングを行うことができます。

ただ、このデジタルマーケティング戦略を立案する際に気をつけるポイントがあります。得られる情報が膨大になった分、ターゲットとターゲットに活用すべき情報を明確に絞っていかなければなりません。ここを間違えてしまうと時間をかけて作成した戦略も見当外れのものになってしまいます。

有効的にデジタルマーケティングを実践するには、最低限下記の要点は捉えておく必要があります。

1.自社の実施しているマーケティング施策の整理
2.ターゲットを具体的に絞り込み
3.ターゲットに向けてのデータの絞り込み

1.自社の実施しているマーケティング施策の整理

まず、自社の実施しているマーケティング施策の整理をします。何を整理するかというとそのマーケティング施策からどんな情報が得られているか?ということです。デモグラフィック属性、サイコグラフィック属性、きっかけ・タイミング、どのようなユーザーが利用しているか、購入が多いか、そもそもデータとして何を蓄積できているか?あとは他の施策に再利用可能なデータか、ということも抑えておくべきポイントです。

また、広告等で集めたデータは本来の顧客属性としてはマッチしていないものもありますので、その際はGoogle Analytics等で本当にターゲットとしてふさわしいユーザーなのかの選別をしておくことも情報の整理の一つです。

2.ターゲットを具体的に絞り込み

次にターゲットの絞り込みです。ターゲット選定はより具体的に行うことが望ましいでしょう。膨大に得られるデータがあり、かつ膨大なユーザーの接点があるほど、より多くの人に商品を届けようという思いが、ターゲット選定を緩めてしまいがちですが、あくまでもONE TO ONEマーケティングの視点で言えば、詳細なターゲット設定による「一本釣り」の感覚で絞り込みを行なうことが良いと言えます。

例)

「毎日2時間以上スマホでSNSを使う、ファッションに興味のある20代前半のOL。住まいは都内」

等、誰と特定ができるくらいに細かいターゲット選定の方がデータは効果的に活用できます。

3.ターゲットに向けてのデータの絞り込み

2.で詳細な設定をしたターゲットに向けて、自社の持っているデータのうち何を使うと効果があるのか?この点についても絞り込みを細かく行ないます。また、保有しているデータは統一化できるデータでなのか、データの活用度の高さも絞り込みに関係してきます。
理想はあらゆるデータを一つにまとめて詳細なデータ絞り込みを行なうことですが、多くの企業が保有しているデータはデータ同士の共有不可の場合が多いです(予算的な問題が大きい。そこまで予算をかけられない)。

その場合は、マーケティングに活用できるデータ毎にターゲット選定を行っていきます。

例)

・WEBサイトで得られたCookie情報 → SNS広告に活用 → Instagramを利用している20代の女性に配信

・過去の利用履歴から得たメールリスト → メルマガ配信

・過去の利用履歴から得たメールリスト → バナー広告配信に利用

・CRMで絞り込んだターゲットリスト → LINE公式や、メルマガの情報配信に利用
 等

デジタルマーケティングとWEBマーケティングの施策

主なデジタルマーケティング施策

  • AI(人工知能)
  • MA(マーケティングオートメーション)
  • ビッグデータ
  • VR(バーチャルリアリティ)
  • CRM(コンテンツリレーションシップマネジメント)
  • IoT(Internet of Thing〈モノのインターネット〉)
  • デジタルサイネージ
  • AR(Augmented Reality)

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 主なWEBマーケティング施策

  • リスティング広告
  • SEO対策
  • MEO対策
  • アフィリエイト広告
  • アドネットワーク広告
  • SNS広告
  • リターゲティング広告

それぞれの施策の内容については、また別の記事で触れていきます。

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この記事を書いたライター

arano

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ADlive株式会社 カスタマーサクセス事業本部長 最大の強みは『これまでの体験とデータを融合した収益化』コンサルティング。 福祉専門学校を卒業後、27歳までは高齢者福祉施設、在宅介護支援センターで勤務。 2003年に営業の世界へ転身。リフォーム、太陽光発電システム販売部門の取締役兼事業本部長へ就任。予算責任者として今後の採用教育、効率化と拡張性に悩む中でインターネット広告の存在を知り、独学でWEBマーケティングを習得し、自ら数多くの成功体験を蓄積。 2012年にはWEBマーケティング領域を専門としたコンサル会社を起業。 (日本/フィリピンセブシティにて同時期に会社を設立) 起業したコンサル会社では、海外ウェブマーケティングにも取り組み、大手食品メーカーの越境ECやホテルグループの海外向けのブランディング等に携わり、世界各国のトレンドにマッチしたマーケティング手法を生み出し、多くの企業の海外進出のサポートを経験。 また、フィリピンではオンライン英会話事業、語学学校の運営に携わり、WEBマーケティングのみで売上構築フローを確立。 コンサルティング業務の委託のみではなく、自社投資によるWEBセールスを継続的に実施。 その後、現アドリヴ代表である縣へ事業譲渡し、急成長拡大中の会社の一翼を担っている。この人が書いた記事をもっと読む

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